個人としての自信
無意識のうちに「自分はいったい何者なのか」という答えを求めながら、獅子座は自分らしさを探求していきます。
自分らしさを実感できるのはどんなときなのか?
どんなことをしているときに心からの喜びを感じるのか?
などを見極めながら「個人としての自信を高めていく」ことを人生に望みます。
まだ若い頃は自信のあるふりをしつつ不安の中で乗り切ってきたものを、自ら追求することによって本物の自信に変えていこうとするのです。
獅子座の人生の目的と喜びは他者との関係性や物質ではなく、自分の内側にのみ存在しているので、自分の個性(なにを喜びと感じるか)を凝縮させたり拡大したりと、さまざまな方法で探し出していくことになります。
自己を表現していく
自分らしさを感じたならそれを外界に向けて表現していこうとするのが獅子座です。
この段階ではまだ「これが自分らしさなのかな?」というような漠然とした感覚であることが多いですが、それでも恐れることなく(本当は怖いけど)自己表現していこうとします。
そうやって自分の個性を表現することで外界の反応を見たり、自分の感覚を再確認することで、さらに自分らしさを研ぎ澄ませていきます。
表現方法としてはパフォーマンス的なものもありますが、アートや芸能、仕事や趣味やファッションなどでもありえます。
自分を外側に発信することでその反応をキャッチするというのは、獅子座が自己確認を進めていく上でよく用いられる方法といえます。
最大限の自己創造
自分らしさがなんとなくつかめてきて、やりたいことが見つかったなら、それに向けて最大限の努力をしていきます。
そうなったなら個性を追求する段階を超え、それをベースにさらに個性を拡大させていこうとするでしょう。
なぜならそれこそが本当の自分らしさだからです。
本当の自分を創造してその成果を見ることは、獅子座にとっての最大の喜びであり人生の最終目的です。
ただしこれは、本当の自分と向き合う「勇気」のある人だけができること。
自分の欠点を知り、それを克服するという努力あってこそ、真の自分に近づけるからです。
心の奥にある恐怖や不安を直視することができない獅子座は、いつまでも偽りの自分を演じ続けるしかありません。