誠実さを捨てる
少し自己中心的なところがある獅子座ですが、それでも皆に愛されるのは、その心根がまっすぐで正直な人だと周りが知っているからです。
ウソをついたり誤魔化したりすることなく誠実であることで、ネガティブにとられかねない性質をカバーしているとも言えるでしょう。
そんな獅子座が、欲望や心の弱さに負けて正直な心を自ら捨ててしまったなら、そこからはもう守ってくれるものはありません。
心が濁ってしまった暴君をだれが愛してくれるでしょうか。
獅子座はただ仕事や勉強ができるだけで生きていけるタイプではなく人間力で勝負しなければならないところがあります。
誠実さを失った獅子座からはポジティブな魅力がなくなると同時に人望も失い、その後の運気は停滞し続けることでしょう。
実力ないまま威張る
能力の低さや心の不安を「威張ること」でカバーしようとする人がいますが、それがどんなに意味のないことかなぜか本人だけは気づきません。
まるで裸の王様がパンツ一丁で外を歩き、人々に笑われてもまったく気づいていないのに似ています。
獅子座の場合も、自己を省みたり客観的になることが苦手なほうなので、実際に人からどう見られているかわからないところがあるかもしれません。
そんな獅子座が運気を上げるには、自我を極力コントロールしてどれだけ謙虚になれるのか、ということが関係しているといえるでしょう。
感謝の心を忘れ、傲慢な態度ばかり取っていたなら、遅かれ早かれ転落していくのは明らかです。
人を大切にしない
獅子座が幸せな人生を送りたいと思うとき、なにより必要なのは人を大切にすることだといえます。
一人で籠って仕事をしていては獅子座の良さを発揮できないため、多かれ少なかれ人と関わることが求められます。
獅子座は周りの人を巻き込んで仕事を行うほうなので、さらにその関係性は濃厚なものになりやすいでしょう。
たとえ自分がトップの座にいたとしても、人と一緒に仕事をしていくということは皆に支えられているということです。
しかしそのことを理解せず、いまの地位は自分の能力が高いから、なんて勘違いしたなら獅子座の成長はそこでストップしてしまうでしょう。
老若男女、上下関係なく、人を大切にしないような獅子座は、遅かれ早かれ引きずりおろされてしまうでしょう。
傲慢さが引き寄せるのは、質の悪いニセモノの幸福感だけなのです。