遠くで見守る
獅子座の親は、どんなに子供のことを愛していても過保護になりすぎたり甘やかせることは少ないでしょう。
愛情を持ちながらも、どちらかというと躾には厳しい方なので、ベタベタせずに遠くから見守ることのほうが多くなります。
それもこれも、子供には強い子に育って自立心を養ってほしいから。
自分らしく生きていくためには、心の強さと勇気が必要だと無意識に感じているのでしょう。
突き放したほうがよいときには子供を信じて自ら離れますが、そうでない場合は獅子座らしい包容力と寛大さをもって、きちんと子供の話をきいてあげようとするでしょう。
それは獅子座の親自身が、幼い時に多くの不安を抱えていたことを覚えているからかもしれません。
子供も子分?
これはとくに獅子座の父親に言えることですが、子供が大きくなってくると、まるで自分の子分のように考えて、一緒になって遊んだりする人がいたりします。
子供っぽさ全開で一緒になって遊ぶ姿は、どっちが親なのかわからなくなるほど。
いつまでも遊び心をわすれない獅子座は、子供目線まで下りていって一緒になって楽しみたいのです。
そんな獅子座の親は子供とも仲良しで、友達のように悩みを聞いてあげたり導いてあげたりするでしょう。
一方、少年の心を忘れてしまったストレスだらけの親は、楽しく遊ぶ子供を煙たがることもありえます。
立派な人に
獅子座の親は子供がいくら勉強ができて成績優秀だとしても、体力のないモヤシっ子だったり、だれも友達もいないというのは好ましく思いません。
勉強をただ詰め込むだけではなく、人として魅力ある立派な大人になってほしいのです。
むしろ勉強は普通でよいから、大切なのはやる気と人間力と考えていたりするかもしれません。
たしかに今の世の中は多様性に満ちていて、勉強ができれば幸せとは限りません。
中には、良い成績が何より重要だと教え込む獅子座の親もいるかもしれませんが、それは克服できていない自分の劣等感の裏返しにすぎません。